【感想】3.22 K'FESTA3 トーナメント編
まずは新型コロナウィルスで政府と共に馬鹿騒ぎしてるこの御時世に開催してくれたK-1 JAPAN GROUP、中の人、出場選手（急遽参戦決まった選手も）、関係者全員に感謝したい
全体を通しては、過去一良いものが出来た神興行になったかなと
オープニングセレモニー、タイトルマッチとトーナメント決勝前のオーケストラ等のエンターテインメント性、KO多し、全試合好勝負の試合内容、メインの締め方あらゆる場面において進化してるのを感じた
これが最高峰に相応しい祭典の舞台だと
まずトーナメントについては、70kgという魔裟斗や佐藤氏が駆け抜けた伝統の階級というのもあり、決まった時は組み合わせに関しては私も思う事はあったが、グレゴリ、アラゾフのベルトが相次ぎ年間に10試合も組まれず機能していない階級だったので、次の段階を作っていくにはここから始動していかないといけないのかという感じ
第一試合海斗×ミノル
本来ウェルター級で組まれるはずがSウェルター級にスライドしたのでこれがウェルター級で組まれたらどんなカードが組まれたのかが気になっていたが、ミノルが王者になるべくしてなった
体格的には海斗有利と思われたが、70kg時のミノルの身体の厚みを見ると明らかにミノルがでかい
海斗の左ストレートの伸びが良くミノルが距離を少しでもミスれば危険だとヒヤヒヤしたがKOしてくれて良かった
第二試合神保×ロープス
神保がロープスのパンチをブロックしてリターンしていくという攻防の流れは良かったが2Rで打ち合いに付き合ってKOされたのは勿体ない
神保もK-1アマチュアから実績作ってここまで来てるので、また頑張って欲しい
第三試合城戸×ペイルス
ペイルスは期待通り距離を潰してパンチでゴリ押すが、城戸は近づけさせまいと立ち回り奥足ロー→ハイで仕留めたのは、勝ちパターンとしては予想通り
城戸の勝ち方は流石と言ったところだがペイルスは良い選手だったのでまた呼んで欲しい
第四試合和島×アワターン
アワターンからしてわじは今までの相手よりかなり大きく感じたのかわじの圧力が良かった
アワターンは本来の力が出しきれなかったように見えたが、わじはこの相手に勝ったのは大きい
アワターンは65kgが適正らしく、恐らくルキヤも減量苦もあり70kgを目指すとの事なので第5代Sライト級トーナメントをやるならここで活躍して欲しい
準決勝第一試合ミノル×ロープス
これは今トーナメントで必ず実現して欲しいカード
どちらがスピードで勝つかという視点で見ていたが、結果はまさかのミノルの右ストレート一撃で大爆殺
これは今年のベストKO行った感
ロープスは私好みの選手で、ペイルス共に継続参戦して欲しくこの階級で日本人や外国人同士のライバル関係を築いて欲しい
準決勝第二試合城戸×和島
歴戦の雄である城戸に対して、K-1アマから階段を登ってきたわじがよく勝ってくれたという試合
3Rの城戸の意地は凄まじかったがここでわじが勝ってくれたのは嬉しい
決勝ミノル×和島
この時点でわじのダメージは限界に達してミノルの前手フック一撃で締まったが、ここまでよく来たところと旗揚げ時からこの階級でここまで上り詰めたミノル2人に感動
K-1アマチュア全日本王者からここまで登り詰めたわじはすべてのアマチュア選手やこれからの選手に希望をもたらした
今回準優勝ではあるが、アマチュアから強い選手を輩出出来た事は大いに立証出来た
今後もK-1アマからきた選手でここまで来る選手は増えていくだろうし最終的には世界王者まで登り詰めて欲しい
ミノルも挫折に挫折を重ね、覚醒しMAXの階級で王者に
そしてブラジル人初のK-1王者&歴代最短4:22のトーナメント制覇という大快挙を達成した
本当にミノルの時代が来たという締め方と共にSウェルター級は長らく機能していなかった階級からこれから再始動のスタートとなる
https://www.k-1.co.jp/k-1wgp/news/32095/
一夜明け会見でも語っていて、元々グレゴリ、アラゾフを引き摺り出したいと言っていたミノルだが早くもこの2人と戦う事を視野に入れていて世界中の王者がこのベルトを争うようにしたいと
この階級は最も層が厚く未知の強豪がゴロゴロ存在しているが、ミノルがそれらを爆殺KOしていくのを楽しみにしている
Sライト級王者のルキヤもこの階級を目指す事を公言し、元々同じくSライト級の松下大紀も一気にこの階級に上げてきたのもあり、勿論今回出場した外国人選手も継続参戦してもらって日本人×外国人、外国人同士のライバル関係も築いて貰いたい
これからのSウェルター級とミノルが楽しみだ
眠ってたMAXが再興する
