【選手考察】アビラル・ヒマラヤン・チーター
キャッチコピー:ネパールが生んだ格闘サラブレッド
所属:志村道場
生年月日:1999.9.9
身長:185cm
出身地:ネパール・カトマンズ(ネパール)
ファイトスタイル:オーソドックス
バックボーン:キックボクシング
SNS
Instagram@abiral1_
Twitter@Abiral__1
獲得タイトル
第4代HEATミドル級王者
戦績
10戦 9勝(8KO) 1敗 0分
能力値A〜E評価
メンタル:A
スピード:C
テクニック:B
ディフェンス:C
パンチ:A
キック:A
フィジカル:A
Sウェルター級王者として初の試合の相手となるのが、HEAT王者であり在日ネパール人であるアビラルヒマラヤンチーター
戦闘スタイルとしては主に距離を詰めて伸びのあるストレート、左フックを打ち込むハードヒッター
身長が185cmもある事から近距離が苦手なイメージがあるが、フックもショートで打てるのでどの距離でも対応は可能
特に近距離において相手に打たせたパンチをブロックしてからの左フックのリターンのタイミングが絶妙
打ち終わりガードの甘い選手だとこれだけで大体やられる
蹴りに関しては前蹴りを主に、相手が打ってきたところに合わせるロー、身長差を活かしての伸びのある上段膝は印象的
↑の動画でも魔裟斗が言ってるように、身長が高い故に何気なく打った膝が顔面に来る
正面から迂闊に入ると顔面にテンカオをもらってしまうので近距離入るタイミングはかなりシビアになる
短所を上げれるとすれば、動き全体のスピードが遅くスピードが上回りディフェンス力のある選手だと見切られやすい
ディフェンス面においても、打つ時のガードが低い為もらうシーンも多々ある
同じリズムでのラッシュの速さ比べだとパワーで押し切る事が出来るが、相手がカウンターパンチャーだったり、頭を外しながら打ち合える選手だと相性が悪い
全体的に見ると、ディフェンスとスピードに難はあるがどの距離でも戦えてかつパンチと蹴りのキレやバランス、リターンのタイミングもかなり良い
在日外国人選手でこれだけ精度の高い選手はまず居ないのではないだろうか
ミノルとの展開を予想をしてみると、
ミノルは本年3月KsFESTA3のSウェルター級トーナメントでALL1R爆殺KOで最短記録を叩き出すほどの急成長を遂げている
それもラッシュの速さ比べで打ち勝つものでもなく、全てもわらずして自分の距離で当てる完璧なまでの勝ち方というもの
その距離感を作り打つスピード、タイミングで言えば完全にミノルだがまず注目して欲しいのが、ヒマラヤンチーターの身長が185cmだという事
これはミノルが今まで戦った中で最も高身長高リーチの相手となる
ミノルの身長は172cmと70kgの階級では身長が低くその差は13cm
ミノルは自分より身長の高い相手とは戦い慣れていつものようにタイミングで踏み込めば良いように思うが、ヒマラヤンチーターの場合もっと懐が深い
それでいて↑のような顔面に来る膝や打ち下ろしのストレートもある
スピードはミノルの方が上ではあるが、今回の場合懐に入るタイミングがかなりシビアになる
踏み込むタイミングを間違えてしまえば、顔面テンカオあるいは打ち下ろしストレートの餌食になりかねない
逆にフェイントで揺さぶりをかけて打たせて空振りさせればそのリターンで入る事は出来る
中〜遠距離からミノルの距離に入るには、ある程度の布石は必須となる
近距離では、ただミノルとラッシュの速さ比べをすればミノルは頭を外しながら左右のフックを打ち、ヒマラヤンチーターはガードのないところにもらって試合終了にはなるが、ヒマラヤンチーターには左フックのリターンがあり近距離では必ずこれを打ち返す
ミノルがこの左フックが見えてるなら問題はないが、打ち終わりのガードあるいはヘッドスリップをミスればタイミングでもらってしまう
ヒマラヤンチーターはどの距離でもハードヒットを打つ武器はあるので近距離に入っても迂闊にラッシュは打てず、ミノルはどの距離にいても見切る事は必要になる
勝敗はミノルがタイミングにミスがなければいつもの爆殺KOで終わるが、逆に少しでもミスしてもらえばヒマラヤンチーターが勝つ可能性も拒めない
ミノルはヒマラヤンチーターを望む相手ではないと言っていたが、十分警戒が必要となる
今どの階級の世界王者も負けて王座陥落した選手も多い
その中でミノルは伝統階級のKOKINGとして何を見せるか
ヒマラヤンチーターは伝統階級のKOKING相手に何を見せるか