【選手考察】グロリア・ペリトーレ
所属:Raini Clan
生年月日:1988.11.29
身長:162cm
出身地:イタリア・リカータ(イタリア)
ファイトスタイル:オーソドックスのスイッチ
バックボーン:キックボクシング
SNS:https://instagram.com/gloriaperitore?igshid=tkuilhzrz1h
獲得タイトル
ISKA女子世界-53.5kg級王者
戦績
24戦 17勝(2KO) 6敗 1分
KANAがK-1初の女子世界王者となり、王者としてのテストマッチに選ばれたイタリア代表の女子選手
基本的に距離を取りステップを刻んで撹乱しながら、中〜遠距離からジャブやストレートにミドルを放つアウトボクサー
手足が長くロングリーチを活かしたいので遠い間合いから狙っていくのでR中は常にステップを踏み、足を使って距離を保つが、前に出るとしたらジャブやストレート、蹴りの内何かしら当たればパンチでラッシュをかける事もある
また基本はオーソドックスだがサウスポーにスイッチしながらフットワークを使い、その位置から牽制してくる事もある
だがディフェンスに特化したスタイルの為、そこまでリスクを背負うような事はしない
蹴りの中では、踵落としやバックスピンなどの変則的な技を使ってくることもある
派手さはないが、スイッチを所々切り替えて中〜遠距離で足を使ってイレギュラーな技も混ぜるトリッキーな選手だ
初代女子世界王者KANAとの予想
KANAが近い距離で捕まえればダウンを奪ってKO出来ると予想
ペリトーレは中〜遠距離をキープしてディフェンスに徹するスタイルだが逆を言えば近距離が苦手
近距離で貰う傾向がある為、変則蹴りやジャブとストレートに注意しながらKANAが上手く圧力を掛けて距離を潰していけばKANAにもKOチャンスはある
KANAは女子の中でも倒す一発があり、ステップを踏みながらのフットワークも使えるのでただ足を使う相手に対して鬼ごっこするのではなく、袋小路に追い詰めるように足を使って追い込む事が出来る
ペリトーレの距離を潰してKANAの距離になれば攻撃性の強いKANAが有利になる
KANAは女子初の世界王者となったものの、昨年末の世界トーナメント決勝では疑惑の判定に勝利してしまったものとなる
私は何度も↑の決勝を見たが、KANAの連打によってノットソンの姿勢を崩したという意味ではKANAの勝利でもそこまで不思議ではないと思ったが、ここはKANAに女子王者としての価値を築いて欲しい
またペリトーレは↑の映像ではGLORY元女子王者のアニッサメクサンと戦っている
KANAは海外での練習でアニッサと共に練習し連絡を取り合う仲で、公開練習ではアニッサとの一戦を意識して居る
アニッサはGLORYの契約選手で、GLORYも契約が厳しく出来ているが私はK-1王者とGLORY王者のビッグマッチの実現も案外不思議ではないと思う
アダムブアフフが来日不可となりK-1とISKAのWタイトルマッチは消滅してしまったが、このWタイトルマッチはタイトルをK-1で統一する為に行われるもの
統一するからには当然GLORYの王者も無視出来なくなるし、何よりKANAのスポンサーによって世界トーナメントも海外からのスパーリングパートナー招聘もかなり良質なものになっている
スポンサーの力が全てではないしそこに完全依存しては本末転倒だが、いずれは男子の階級でも(Sライト〜に限るが)K-1でGLORY王者とのビッグマッチを実現して欲しいものだ
まずは今回KANA×ペリトーレを2人に盛り上げてもらいたい