【選手考察】キム・フォーク
所属:Drakstadens Kampsport
生年月日:1992.3.4
身長:174cm
出身地:スンツヴァル(スウェーデン)
ファイトスタイル:オーソドックス
バックボーン:ムエタイ
SNS: https://instagram.com/kimfalk92?igshid=vij0ddeadxl3
https://instagram.com/kimfalk_official?igshid=7yhf1ejlcm1e
獲得タイトル
WBCムエタイ・スカンジナビア ライト級王者
WMCスウェーデン ライト級王者
戦績
42戦 33勝(16KO) 8敗 1分
卜部功也、朝久裕貴を撃破した中国の猛者朱順が来日出来なくなった代打として送り込まれた北欧のムエタイ系ファイター
↑の動画は全てムエタイの試合の為、肘を振り下ろすシーンが多いが、典型的なタイ式の構えから摺り足で前へ接近しワンツーやローを叩き込む前へ出てくる近距離型
近距離型ではあるが、リーチがそこそこ長い為パンチも蹴りも伸びてくる
パンチと蹴りの割合は五分五分かパンチ6:蹴り4で、蹴り→パンチ、パンチ→蹴りとコンビネーションを繋げることもできるのでバランスも良い
蹴りはローが多めだがミドルや膝も蹴れる
KO率が高くダウンを奪いに行くパンチも蹴りも両方強い
ダウンパターンはハイキックかフック、ストレートのいずれか
近距離において逆に攻め込まれる事もあるが、コーナーに詰められた際は素早く回り込んで脱出する立ち回りも良く、逆に前に出てリターンを仕掛けて立て直す等不利な状況からすぐに立て直せるので簡単には崩れない
一昨年末に世界トーナメントを制し、丁度1年前に卜部功也に延長の末競り勝ち、世界王座を奪取してその後2連続KOで王者として波に乗る林健太との予想
展開から行くと×デニスデミルカプのようにパンチの打ち合い→ダウンのシーソーゲームの流れから健太がKOするという予想
健太はKO率が非常に高いハードヒッターで打ち合いの流れからのKOが多いが逆にディフェンスが甘いのが難点でダウンを取られるシーンが多い
昨年11月よこはまつりの×金子大でもダウンこそはなかったが貰うシーンもあった
フォークは相手が前に出てきても逆に前に出て押し返すので必ず至近距離の打ち合いとなるが、健太の破壊力を考えると打ち合いの中で健太が強引に前に出てフックを打ち当ててKOするだろうが、フォークはパンチも蹴りも強いのでディフェンスが改善されていなければダウンを取られるリスクは高い
ただ健太は今回の会見でボクシングを1から身につけてる話をしていた
これがディフェンス含めてどこまで向上するか次第だが今回も身を削る激しい打ち合いになるだろう
先日中村氏のインスタライブで、外国人選手の選考基準は戦績や実績だけではなく試合で良い動きをしてると思えば選考すると語っていた
キムフォークは実際に映像を見てもパンチも蹴りも両方強くアグレッシブな選手なので非常に楽しみにしている
トータル的に見てバランスが良く血の気も多くKO率も高いので代打としては良い選手を招聘出来たと思う
今回の試合だけではなく次もまた出てもらいたし、それこそインパクトを残したデニスデミルカプ(×健太で足を怪我しているが)との外国人対決も面白いし、デミルカプと同じくライト級の外国人選手として継続参戦してもらいたい
それでゴンナパーを筆頭に日本人×外国人、外国人同士のライバル関係を作って欲しい
おまけ